てづくりサーカスTresure Trove in 神戸大丸
先日行われた神戸大丸での催事の様子をお伝えいたします。
開催日:2016年9月7日(水)~9月20日(火)
場所:神戸大丸 7階くらしのギャラリー
北を「山側」、南を「海側」と表記するほど、山と海をすぐ近くに感じることが出来る神戸。
海には世界一周を行う豪華客船が止まり、山には日本の中とは思えないような古き良き雰囲気が漂う異人館街。
そんな神戸の中でも、おいそうな肉まんやラーメンの香りが漂う中華街で有名な元町という場所にある、神戸大丸にてTreasure Troveを開催いたしました。
今回は2週間にわたっての開催。
1週間ごとに2名の作り手で会場を広々と展開いたしました。
一点、一点作品をゆったりとレイアウトすることによって、開放感があり遠くからでも見やすく明るい展示になりました。
お客様も作品を手に取りやすく、じっくりご覧、吟味していただいたことで、「ここにしかない」お客様と作品の出会いを導くことが出来たのでは、と感じております。
会場隣にはカフェもあり、お昼時や夕方には特に女性のお客様がお友達同士、親子で、と揃ってご来場いただく中で、今回は女性の作り手が作る作品たちが特に人気を集めておりました。
やはり乙女心をわかるのは乙女。ということなのでしょうか。
鮮やかな緑が映える作品たちは、小さく可愛らしいサイズのものから、部屋の雰囲気をグッと締めてくれるお洒落作品まで。
「水も日光も要らない盆栽って何?」と興味津々。
繊細かつ彩り豊かな画が描かれた桐下駄を見て、その桐の風合いも楽しみつつ、
「この下駄に書かれた画が全部手描き!?」
と驚き、改めて作品を手に取りじっくり眺める姿。
「私はこのひなげしのデザインが好き」
「孫に阿吽龍デザインの下駄なんてかっこいいかも」
と、ご夫婦で話し合う姿も。
今回は展開を比較的広々ゆったり、という形で行ったのですが、開催ごとに毎回作り手と事務局を悩ませる一つがこの会場レイアウトやディスプレイ。
初めての場所でも、過去に経験のある会場でも、
「作り手のいのちを込めた作品がよりよく魅せれるように」
「お客様との一期一会を逃さないよう、出会えるように」
との想いで毎度悩み、話し合い、試行錯誤し、答えを探し続けています。
きっとこの問題の解答は一つでもなく、絶対的なものもない。
けれど考えることも、努力することも無駄じゃない。
私たちは作り手と共に、お客様に楽しんでもらえるようにこれからも考え悩み続けていきます。
次回のTreasure Troveは、てづくりサーカス毎月の活動拠点地「西宮」にある、ららぽーと甲子園にて11月上旬に開催予定。
どんな作り手が来るのかな、どんな展開なのかな等、ぜひとも楽しみにお待ちください♪